公子中毒

北大路公子さん著の『生きていてもいいのかしら日記』は中毒性があった。おもしろすぎてすっきりしたー、2回目は読む気にならないな~なんて思って、一番下に置いたのに。(本は地べたに積んでて次読むやつが一番上で、他4冊の下敷き)

2晩目の寝る前にまた掘り起こして読んでしまって、ひとしきり笑った後、・・もういい、おもろいけど、おもろいだけってしつこい・・ちょっとこれは寝かそう・・。って変な気分になったところまで。これは中毒。じぶんで思っているより欲してしまっている。

 

中毒というか、僕はやはりインドに心酔しているのか、インドの○○というだけで大体肯定する。意識してしようとしているときもある。知りもしないのに、

 暑い→雨季がくるまで楽しまなきゃ

なんかぼったくってない?→よそもんやしなあ

断られる→英語下手だからなめてんのか・・いや、見た目とかなんやかんやが怪しいのかな・・

インド各地でブチギレスキルを存分にマスターした姿を妄想した気持ちは結局実行できなかった気がする。

 

そんな感じなんやけど解せない人がいる。はっきり言っていらいらする。ほぼ毎日メッセージで「Hello,how are you」を送りつけてくるやつ。初めはただ嬉しかった、バラナシの薬局で2回お世話になっただけで、他のバカみたいに「日本人の女性の友達を紹介して」なんて言ってこない。(これ言われると、頑張って英語でやりとりしてるもんだからそれはもう萎える。そっちこそパンジャビドレス着た女子紹介しろ!って心で叫んでから返信を遅くする。)そもそも他人との交流がほぼなかったから連絡先ゲットぉ!って思ってた。

 

いや、彼はもっと問題なんである。こちらが”i`m fine"と返さないかぎり、「how are you tanaka」と返ってくる。”good"とか"nothing much”はダメ。しかもこっちが”how about you Vijay?と訊いても何も言わない。こっちからしたら"how are you"の返事はなんか毎回難しいんだよ!すぐに話題に移行してくれよ!

こっちも色々試してはみた。見本(と言っていいかはわからんが)として、”今日はインド料理屋さんで初めてタワパロタっての食べたよ。そっちはなんかしてたの?”なんて聞いても自分の話は全然しない。「なるほど~、how are you・・」と続く。送ってくるなら自分の話があるんじゃないのか!なんなのかそれは慎ましさなのかこっちより英語知らないのか・・

モヤモヤが溜まって”なんで毎回同じ文なの?用があるか、出来事を話すとかさあ?!”って感じで言ったこともある。その時は「オーケーオーケー、もうすぐナブラトリ祭があるよ」”なんそれ、知らなかった”みたいな会話が初めて成立した。

ちなみに、インド人お得意の(?)格言画像も送ってくれるんやけど、ナーガリー文字みたいなやつで、”その文字すまん、わからん、ベンガル語ヒンディー語?”って何回か言ってるのにいまだに送ってくる。英語版でもよくわかってないんだよ、こっちはよう!

その後もほぼ毎日、既読スルーしてもまた送ってくるもんだから、もう疲れ果てている。日本について聞かれることもないし、英語の練習のつもりでもなさそうだし、商売で日本人を騙すのに使える訳ないし、もはやサイバー攻撃なのかもと疑っている。

whatsupがバグったら1番目の容疑者はVijay、おまえさんである。